会社員の副業向け会計ソフト比較|freee・マネーフォワード・やよい

会社員の副業に会計ソフトが必要になる目安と、freee会計、マネーフォワード クラウド確定申告、やよいの青色申告 オンラインの料金・機能・サポートを公式情報で比較します。

会社員が小さな副業を始めた時点では、全員に有料の会計ソフトが必要なわけではありません。取引が月に数件なら、まず表計算で売上と経費を記録し、自分が面倒に感じる作業を確かめる方法もあります。

一方、銀行やカードからの転記が増えた、青色申告のために複式簿記が必要になった、電子申告まで一つの流れで進めたい、という段階では会計ソフトの効果が出やすくなります。

この記事では「一番おすすめ」を先に決めません。毎月の取引量、必要な申告機能、相談したい範囲の3点から候補を絞ります。

先に結論:4つの選び方

今の状況最初に検討する選択肢理由
取引が月に数件で、まず記録方法を覚えたい表計算固定費を増やさず、自分に必要な機能を確認できる
質問に答えながら確定申告書を作りたいfreee会計公式に、質問形式で申告書を作成できると案内している
会計以外のバックオフィス機能もまとめて試したいマネーフォワード クラウド確定申告対象プランで請求書など複数サービスを利用できる
初年度の費用を抑え、青色申告を始めたいやよいの青色申告 オンライン公式キャンペーン期間中はセルフ・ベーシックが初年度無料

表は入口です。現在使っている銀行・カードが連携対象か、消費税申告が必要か、困ったときにどこまで相談したいかも確認してください。

3社の料金・機能を同じ条件で比較

2026年8月14日時点で各社公式サイトを確認しました。金額は税抜で、年払いの最も安い有料プランを中心に比較しています。

比較項目freee会計マネーフォワード クラウド確定申告やよいの青色申告 オンライン
最安の年払いスターター 11,760円/年パーソナルミニ 10,800円/年セルフ 11,800円/年(キャンペーンで初年度無料)
月払いスターター 1,780円/月パーソナルミニ 1,280円/月年契約が基本
所得税の申告書作成・電子申告対応対応対応
銀行・カード明細の取得対応対応対応
最安プランの消費税申告非対応非対応公式の現行機能表で要確認
最安プランのサポートチャット・メールチャット・メールWeb FAQ
領収書画像の取込上限月5枚月15件公式の現行機能表で要確認
試し方一定期間のお試し後は機能制限付きのプラン未契約へ移行。有料プランは自動更新1か月無料、カード登録不要、自動で有料へ移行しないセルフ・ベーシックは期間限定で初年度無料
更新・解約の注意有料プランは自動更新。停止後も契約期限まで利用可能年払いは自動更新。更新前日までの解約が必要で、操作時に即時反映年契約で自動更新。更新しない場合は別途停止・解約手続きが必要

最安プランだけを比べると見落としが出ます。たとえば、消費税申告、領収書の取込数、電話サポートが必要なら上位プランも含めた年間総額で比べます。

freee会計が候補になる人

freee会計は、借方・貸方から入力するより、取引内容を選びながら記録し、質問に答える流れで申告書を作りたい人の候補です。スタータープランは年払い11,760円で、確定申告書の作成・電子申告、銀行・カード明細の取得、チャット・メールサポートを含みます。

ただし、スターターのファイル取込は月5枚までで、消費税申告には対応していません。有料プランは自動更新です。支払い停止後も契約期限までは有料機能を利用できますが、購入経路により停止手順が異なるため、年払いか月払いか、更新日と手続き場所まで申込前に確認します。

向いている可能性がある人

  • 簿記用語より、実際の取引内容から入力したい
  • 申告書作成から電子申告まで同じサービスで進めたい
  • チャットやメールで操作方法を確認したい

先に確認したい人

  • 毎月取り込む領収書画像が5枚を超える
  • 消費税申告が必要になる
  • 伝統的な仕訳画面を中心に作業したい

マネーフォワード クラウド確定申告が候補になる人

マネーフォワード クラウド確定申告は、銀行・カードとの連携に加え、請求書など同社のバックオフィスサービスもまとめて試したい人の候補です。パーソナルミニは年払い10,800円で、所得税の申告書作成・電子申告、明細の自動取得、チャット・メールサポートを含みます。

パーソナルミニの領収書画像取込は月15件までで、消費税申告は対象外です。1か月の無料トライアルはカード登録が不要で、期間終了後に自動で有料プランへ移行しないと公式サイトに明記されています。有料の年払いは自動更新で、次回更新を止めるには更新日の前日までに解約が必要です。解約は即時反映され、残期間の返金や日割り精算はないため、試用終了と有料契約の解約を同じ扱いにしないよう注意します。

向いている可能性がある人

  • 銀行・カード明細の転記を減らしたい
  • 請求書など、会計以外の機能も一緒に確かめたい
  • 自動課金なしの試用期間で操作を確認したい

先に確認したい人

  • 消費税申告が必要になる
  • 月15件を超えて領収書画像を取り込みたい
  • 電話での操作サポートが必要

やよいの青色申告 オンラインが候補になる人

やよいの青色申告 オンラインは、青色申告に必要な機能を使いながら初年度の費用を抑えたい人の候補です。2027年3月15日までの公式キャンペーンでは、セルフプランとベーシックプランが初年度無料と案内されています。2年目以降のセルフは年11,800円です。

セルフ、ベーシック、トータルで会計・申告機能は共通ですが、サポート範囲が異なります。セルフはWeb FAQ、ベーシックは操作質問、トータルは仕訳・確定申告・経理業務の相談まで範囲が広がります。

契約は年単位で自動更新され、更新しない場合は更新停止または解約の手続きが必要です。無料の初年度だけで判断せず、2年目の料金と契約終了月を申込時に控えておきます。

向いている可能性がある人

  • 青色申告を始めたいが、初年度の費用を抑えたい
  • 操作サポートがなくてもWeb FAQで進められる
  • 必要に応じて相談範囲の広いプランを選びたい

先に確認したい人

  • キャンペーン終了後の年間料金も含めて比較したい
  • 最初から操作方法を個別に質問したい
  • 自分の銀行・カードが連携対象か確かめていない

まだ表計算でよい人

次の条件に当てはまるなら、最初の1〜2か月は表計算で記録してから契約しても遅くありません。

  • 売上と経費が月に数件しかない
  • 銀行口座やカードが一つで、照合に時間がかからない
  • 白色申告か青色申告かをまだ決めていない
  • どの機能が必要か自分でも分からない

表計算でも、日付、取引先、内容、売上・経費、入出金日、証憑の保存先は残します。記録の項目と月1回の手順は会社員の副業はどう記録する?で確認できます。

申込前の5分チェック

広告のボタンを押す前に、次の5点を公式サイトで確認します。

  1. 月払いではなく、更新後を含む年額はいくらか
  2. 必要な銀行、カード、決済サービスを連携できるか
  3. 所得税だけでなく、消費税申告も必要か
  4. 申告データや仕訳データを自分で書き出せるか
  5. 無料期間の終了日、自動更新、解約方法はどうなっているか

会計ソフトは税務判断そのものを代行するサービスではありません。事業所得か雑所得か、ある支出が必要経費か、家事按分を何%にするかは、取引の実態をもとに自分で確認し、判断が難しければ税務署や税理士へ相談します。

迷ったときの決め方

まず売上・経費の記録方法で1か月分を整理し、手入力にかかった時間を測ります。転記や照合が負担なら、同じ1か月分のデータを無料プランや試用期間で入力し、次の作業が短くなるかを比べてください。

  • 確定申告書を迷わず作れるか
  • 明細の重複や私用取引を見つけやすいか
  • 領収書を探す時間が減るか
  • 年間料金に見合う時間を減らせるか

画面の好みは実際に触らないと分かりません。料金表だけで即決せず、自分の取引を一度入力してから選ぶのが、会社員の小さな副業では現実的です。

参照した公式情報